ありがと学舎

一人一人の“生きる力”を育み
ありのままの自分でいられる場所

ありがと学舎で大切にしていることは3つあります。

 わたしたち大人は、得意なこと、不得意なこと、好きなこと、嫌いなことなどを人に伝えることができます。なぜかというと、それは小さなころから様々な経験をしてきたから。親やスタッフだけでは伝えきれない経験の場を外部講師に協力していただきながら作っていきます。大人ができることは、種をまくことだけ。子どもたちは自分の興味関心に合わせて体験し、自分の好きを追究していきます。

 子どもたちと関わっていくと、「自分の意見はある。けれど、それを言語化して人に伝えるまでには時間がかかる」という子が意外と多いことに気づきます。その意見を無視して「はい、次はこれ!!」と多数決で決めていくことを続けていくと、自分の意見はそっちのけになってしまいます。そういうやり取りではなく、「今のあなたはどうしたい?」「何がしたい?」「何が食べたい?」というように「主人公の『私』」の声を大事にしながら、「答えが出るまでの時間を待つ」ということを大切にしています。

 答えが出るまでの時間を待つことを大人も楽しみながら続けていると、子どもたちの方から「最近の私は〇〇なんだ~」とか「最近こういうことがあってさ~」とか「私こういうのはまっているんだ~」と教えてくれます。私たちはそんなお子さんの姿を見たり、言葉を聞いたりすることで、「今のあなた」を応援したいと思っています。

日々の生活は、大小さまざまな選択にあふれています。
そんなたくさんの選択を仲間や大人と語り合い過ごす中で、一人一人の言葉や気持ちをお互いが受容し、認め合う。
その意思疎通の重なりが大きな安心と信頼を創り上げ、共感しあいながらいつの間にか”自律する心”が育っていくと考えています。

太陽、風、水、土。自然との触れ合いは心身の癒しと安定をもたらし、新たな活力を湧き立たせるとともに、私たちの感覚に働きかけてくれます。
身近な環境や様々な体験活動を通した豊かな刺激が五感を磨き、直観力を育み、子どもたちと生きる力につながると考えています。

わたしたちの体は口に入れたものでできています。だからこそ「食」に向き合う時間を大切にしています。
子どもたちと献立を相談し、買い出しや調理も一緒に行い、みんなで食べる。土に触れ、自分たちで栽培や収穫した作物を使ってみる。食について多様な考え方を学ぶ。
そんな時間を通して”何を食べるか”を意識するきっかけを作っています。

地域の方々との交流を大切にしています。
親でも親族でも教員でもない、フラットな関係の大人と関わりながらともに過ごす活動を通じて「互いを知り、深く付き合う」ことも自然に学んでいます。
他人でありながらも大切な人間関係を育むとともに、これからの未来に互いが支え見守りあう風景をめざしています。

ありがと学舎では、今日の学びを何にするか、自らが選び、自分のペースで進めていきます。
自分の選択をやり切ることで自信が育ち、その積み重ねが学びの楽しさにつながります。
学びの楽しさが理解できたとき、こどもの何かを学ぼうとする意欲や集中力はぐんと高まります。

開所日月・水・金
開所時間10:00 – 15:00
1日利用料¥2,000(税込) 昼食代込み
入会金¥30,000(税込)
学校との連携来所時の様子をお子さまの在籍校へ月1回報告しています。館林市では、当フリースクールに通われますと在籍校での出席扱いとなります。
(自治体により異なる場合がありますので、ご希望の場合はご相談ください。)